ようやく

 厦門での生活が始まって6日目。

 

 

 ここにいたるまで実にばたばたと雑事に追われ追われ,今ようやくこうして文章を書く余裕が少し出てきた。

 

 

 入国するまでも十分にばたばたとしたと思っていたのだけれど,ここ数日はそれの比ではなかった。

 

 

 序盤はシンポジウムに追われ,シンポジウムが終わってからは現地の学生さんたちや先生方に全面協力してもらいつつ,学生カードをつくってもらったり,入寮の際の手続きから荒廃した寮の部屋の掃除のお手伝い,銀行カードの作成(結局,つくれなかったが)に至るまで,トラブルだらけでお世話になりっぱなしである。

 

 

 今,部屋でこれを打ち込んでいるのだけれど,大学内に数ある学生寮の2階の角,2人部屋でルームメイトがいる…はずなのだが,どうもここに住んでいる形跡がない。

 

 

 部屋は雑に荒れ,時が随分前から止まっているかのような。彼がここに帰ってくるかどうかは今の段階では未知なのだが,とりあえず僕もここに住まなければいけないので,掃除を徹底的に行なって自分のスペースは最低限確保した。おかげでいまはそこそこ快適である,この感じだとなんとかやっていけるかもしれない。

 

 

 周りの人たちが本当に優しい。支えられているぶん,何か別の形で返せたらいいな…と思うばかり。

 

 

 

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パブリックな空間とプライベートな空間の中間で草を食むウシ。調査中に出会う。